【初めての住宅展示場見学体験談と失敗しないための5つのポイント】

家づくり

「展示場ってどう回ればいいの?どこを見ればいいの?」

初めて住宅展示場に行ったとき、正直ぼくら夫婦は完全に“素人”でした。

資料も多いし営業さんの話も長くて、帰るころにはグッタリ…。
でも、いま思うと「これは失敗だった…!」と思うことも多かったんです。

この記事では、初めて住宅展示場を訪れた我が家のリアルな体験談とともに、
「こうしておけば良かった!」というポイントをまとめました。

家づくり初心者でも「展示場見学を無駄にしない」ための5つのポイント、ぜひ参考にしてください。


1件目:アイ工務店

まず訪れたのは「アイ工務店」さん。
正直あまりどんなハウスメーカーなのか知らなかったけど、コスパが良いらしいという情報だけで訪れました。名前からして地域の工務店かと思いきや、入ってみると意外にも“全国展開・工務店っぽい大手”という絶妙な立ち位置でした。

コスパが良くて、スキップフロアが魅力的。ちょっと高くなってる中2階スペースが「ここは秘密基地?」って思わせるつくりでワクワクしました。様々なスペースを無駄なく使用し、機能性の高さを感じました。

営業さんは優しくて丁寧。家の性能も大手に負けてない。数あるハウスメーカーの中でも、ここ数年で急成長しているとのこと。アフターフォローにも力を入れているようで、「工務店価格で、大手に負けない品質」の印象。


2件目:住友林業

次に訪れたのは「住友林業」さん。
一歩入ると、木の香りがふわっと広がってきて、勝手に深呼吸。なんか空気が違う気がする(気のせい?)。

モデルハウスはまさに“高級旅館”みたいで、デザイン性抜群。木の温もりがそこかしこにあって、「こんな家で暮らしたら性格まで優しくなりそう…」と錯覚するレベルです。

モデルハウス自体は建ててから年数が経っているそうでしたが、外観や内装のデザイン性の高さが光っており、「こんな家だったら誰が来ても自慢できそう」と思わせる素敵な家でした。

気になる価格はわからなかったものの、営業さんいわく思っているより安く建てることもできるとのこと。それでも「庶民にはちょいハードル高めかな…」と感じたのが正直なところ。


3件目:セキスイハイム

最後に訪れたのが「セキスイハイム」さん。
ここは工場で家を作るというユニークなスタイルが売り。説明によると、品質のバラつきがなく、工期も早いとのこと。

モデルハウスは、リビングがとにかく広くて、窓も大きい!。まぶしいくらいの陽射しが差し込んで、「これは植物がよく育ちそうだな…」と思ったくらい。

そして忘れられないのが、営業のおじさん
外壁タイルに釘をガリガリ引っかけて、火花を出すという謎のパフォーマンス。「これくらい引っ搔いても傷がつかないんですよ!」と自信たっぷりの笑み。

極めつけは、見学中に出てきたパックのジュース。
私たちが「ありがとうございます〜」と手に取る間に、なぜかおじさんが一番早くゴクゴク飲み干していました。
……営業、燃えてます(文字通り)。


展示場の“あるある”と“意外”

3社をまわって気づいたのは、どこも具体的な価格がよくわからないということ。
この広さ・この設備で、いくらかかるのか? その場ではハッキリわからないことが多く、「うーん…これはいったん冷静になろう」と夫婦で目配せ。

展示場にあるモデルハウス全部見れるのかと思っていたけど、思っていた以上に1件1件に時間がかかる。全てのモデルハウスを見るなんて、とても無理でした。


そして、疲労と現実と冷静さ

展示場を出たころには、お昼もとっくに過ぎて、体力も会話も限界。
遅めのお昼を食べながら、妻とこんな会話をしていました。

「疲れたねー」
「どこが良かった?」
「アイ工務店は名前は正直知らなかったけど、コスパのいい現実的な家って印象だったかな」
「住友林業はとにかくおしゃれだったね。木の家ってのがすごく落ち着くのもあるし、予算が許せばこ  こで建てたいって思ったよ。」
「セキスイの家は工場で作られてるの面白いよね。超大手だしいい家なのは間違いないけど、営業さんの圧が…笑」
「次は地元の建売とか見に行こうか。展示場は遠いしね」

家づくりの第一歩は、夢と現実のギャップに気づくところから始まるのかもしれません。

【見学した3社のざっくり比較表】

以下は、僕たち夫婦が展示場で実際に感じた印象をもとにした、主観たっぷりの比較表です。
あくまで「最初の印象」ですが、これから見学する方の参考になれば嬉しいです。

ハウスメーカー印象デザイン性コスパ営業さんの印象個性ポイント
アイ工務店コスパ重視の堅実派★★★☆☆★★★★★丁寧で好印象スキップフロアで空間活用
住友林業高級旅館のような木の家★★★★★★★☆☆☆落ち着いていて上品木の香り&重厚感
セキスイハイム理詰めの大手メーカー★★★★☆★★★☆☆情熱系(やや圧あり)工場生産による品質の安定

※星の数はあくまで個人の感想です。実際の性能・価格などは展示場や資料請求で確認するのがオススメです。


【初めての住宅展示場見学で失敗しないための5つのポイント】

ここからは、僕たち夫婦の実体験をもとに、「こうしておけば良かった…!」と感じたことをふまえて、住宅展示場を無駄にしないための5つのポイントをまとめました。

初めての見学で右も左もわからなかった僕たちだからこそ伝えられる、“リアルなアドバイス”です。


① 見学するハウスメーカーは「2〜3社に絞る」

住宅展示場に行くと、たくさんのモデルハウスが並んでいて、つい「あれもこれも見てみよう」となりがち。でも実際は、1社あたり1〜2時間かかることもあり、3社回るだけで半日潰れます。

最初から5〜6社見ようとすると、最後はクタクタになってしまって判断力が鈍ります。
事前に気になる会社を「2〜3社」に絞って、しっかり時間を取って見学しましょう。


② 質問リストを事前に用意しておく

展示場では、営業さんがいろんな説明をしてくれますが、その分こちらが「聞きたいこと」を聞きそびれてしまうことも。

例えば:

  • 坪単価(オプションなしの基本仕様で)
  • 太陽光・断熱・気密など性能面
  • 間取りの自由度や制限
  • 標準仕様とオプションの境目

など、気になる点をメモして持参するだけで、グッと有意義な見学になります。


③ 「建物価格」ではなく「総費用感」を聞く

展示場で出てくるのは豪華なモデルハウス。見た目に圧倒されて「これでいくらですか?」と聞いても、オプション盛り盛り価格のことが多いです。

冷静に、「建物だけでなく、土地・外構・諸費用込みで総額いくらぐらいになるのか?」を尋ねてみてください。
現実的な資金計画を考えるうえでも大切なポイントです。


④ 営業担当の「相性」もチェック対象

ハウスメーカー選び=家そのものを選ぶこと、と思いがちですが、実は営業さんとの相性も超重要です。

家づくりは打ち合わせが長期に渡るので、担当者との信頼関係は大事な要素。
「話しやすいか?」「こちらの希望を聞いてくれるか?」など、自分たちに合うかどうかも見ておくと◎。


⑤ 「見学後の冷静な時間」を必ずつくる

展示場を出た直後は、いろんな情報が頭に残っていて、感情も高ぶりがち。
でもそのテンションのまま判断すると、後で「冷静になればよかった…」と後悔することも。

僕たちも、展示場の帰りにファミレスで「ざっくり感想整理会」をしましたが、少し時間をおいて話すことで見えてくるものがありました。

おすすめは:

  • 見学のあと、休憩して気持ちを落ち着ける
  • 「良かった点」「気になる点」を夫婦でそれぞれ書き出す
  • それをもとに次の行動(資料請求・別会社訪問など)を決める

おわりに:展示場は「理想」と「現実」をすり合わせる場所

住宅展示場に行くと、素敵な家を前にして夢が膨らみます。でも同時に、現実とのギャップや「自分たちには何が合うのか?」に気づく機会でもあります。

大切なのは、「なんとなく見る」から「目的を持って見る」へと切り替えること。
そうすれば、展示場見学がグッと実りあるものになるはずです。

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