もう一度話を聞いてほしいと営業さんに呼ばれ、断るつもりで向かった打ち合わせ。
でもそこで見たのは、がっかりを通り越して笑うしかないプランと、終わらない説得。
「このままじゃダメだ」と、私たちはようやく決断します。今回は、家づくりをいったんお休みするまでの話です。
キャンセル連絡。しかし当然引き留められる…
後日、営業さんに申し訳ないけどキャンセルさせていただきたい旨を連絡。当然、電話口で引き留めに合います。
「すごくいい土地だからもったいないですよ!地盤調査の結果も出てて、地盤は全く問題ないです!地盤改良費用がかからなくなるので、100万近く安くなりますよ!新しいプランも用意してるし、キャンセルにしても書類の記入が必要なのでもう一度打ち合わせをお願いします」
ということで、直接お断りを入れる意味も含めて再度打ち合わせに向かうことに。
がっかりすぎるプランに、やめる決心がつく
作り直してもらったプランはなんと!
リビングのテレビを置く予定の壁が少し広がっただけ!!
そのうえ、その他の間取りは何も変わってないのに、なぜか駐車場が縦3台じゃなくて、1台は横向きに止めなきゃいけなくなってる。

66坪の土地で、庭がかなり広いのに!?
土地広いのにこんな停めにくい駐車場作る!?
やっつけ仕事すぎるだろ…。
費用は変わらず4000万円弱。
どうせオプションで4000万円超えるんでしょ?知ってる。
もう、やめる気持ちに決心がつくってもんですよ。
営業さんは必死にプランの説明をしてくれてるけど、私たちの顔をよく見てください。
死んだお魚さんの目をしてるでしょ?
もういいから書類書いて帰らせてくれないかなぁ…。
夫婦ともに表情に出まくってたと思います。
もうええって…
そして結局、申し訳ないですが、
「学校から離れてるのが気になって、申し訳ないけどキャンセルしたいです」
と、直接お伝え。
すると、
「学校に近い土地がありますよ!」と営業さん。
「いい、いい、もういい。そうじゃない。もうこのメーカーで建てる気なくしたんや。どうせ高いし、打ち合わせ長いし。最後のプランもやっつけ仕事やったし、もうええって。」
(※心の声です)
「費用も自分たちが思っていたより高かったのもあって、ちゃんとキャンセルして一から家について考えたいです。なので、すみませんがキャンセルさせてください。」
そうお伝えし、ようやく書類の記入を行い解放されることに。
最後に店長さんが挨拶をしたいとのことで、店長さんから直々に、
「また機会があればいつでも来てください。家づくりの参考にこの冊子をお持ち帰りください。」
と、耐震・断熱・気密・換気について書かれた冊子をいただき、少し申し訳ない気持ちと、やっと解放された清々しさを胸に帰路へ。
最後の打ち合わせも3時間。
長いってホントに。
キャンセル祝い
妻とレストランで「キャンセル祝い」と称して夕食。
「打ち合わせ長すぎね」
「あの間取りひどくない?誰が作ってるかは知らないけど、壁後ろに下げただけやん」
「駐車場も変なことになってたし」
「家の性能自体は間違いないんやろうけど、あの家に4000万出したら一生後悔する」
「キャンセルできてよかった」
「次はちゃんと間取りが確定してから、仮契約しようね」
「でも、しばらく休憩したいね」
こうして、少しの間、家づくりは休憩することになったのでした。
教訓
自分たちの理想の家を明確にしておく
間取り、キッチンのグレード、勾配天井や吹き抜け、外構の計画など増額になりそうなものはすべてピックアップしておく。
伝えた予算内でプランを考えてくれるメーカーを選ぶ
減額のために理想の家から離れていくのは寂しい。こちらのお金を大切にしないメーカーは、家が建った後の施主の生活を考えていない。
間取りが決定するまで仮契約はしない
キャンセルできるとはいえ一時金を払うことになる。お金が絡むためキャンセルが非常に面倒になる。
営業が合わないと思ったら要注意!!
打ち合わせはとても時間がかかる。信用できない、あまり好感が持てない人との打ち合わせは地獄になる。
コメント